STATIC BLOOMS

Static Blooms 非公式ファンページ — 日本支部

(2003–2011運営/現在はアーカイブ公開。最終更新:2010/05/09

コラム短文メモお知らせメンバー紹介完全版ディスコグラフィー歌詞&日本語訳映像・音源リンク
(o^∇^o)ノ いらっしゃいませ — 2000年代の雰囲気をそのまま保存しています。リンク切れ上等。
English page available → Static Blooms Unofficial Fan Page (English Ver.)
※ 拙い英語ですが、海外のファンにも届きますように。

お知らせ(アーカイブ)

メンバー紹介(写真つき)

Jamie Harlow Jamie Vo/G。中心人物。
1962年8月17日生まれ、ストックポート出身(とされる)。The Cure や Siouxsie の影響が強い。 低く抑えた声が特徴で、感情を押し殺しているのに震えが伝わる独特の歌い方。

2003年のラジオ音源があるという噂。その中で「彼女は一度も、間違ったタイミングで瞬きをしなかった」と発言したとか? 本人はその後メディアに出ていない。ソロ作 Mirrors in Reverse (1987) は幻のアルバム。

※管理人の感想:Jamieの声を聞くと、なぜか泣きそうになる。あれは人間の声だ。
Claire Whitmore Claire Key/Syn。音の設計者。
1963年2月4日生まれ、Didsbury 出身。Prophet-5 と Jupiter-8 を好むという証言多数。 ライブ映像(未確認)では白いブラウスにベスト姿が多かったらしい。

解散後は Factory Records や Mute Records 周辺で活動したという噂があるが、具体的な作品名は不明。 キーボードの音色選びが絶妙で、冷たいのに温かい。あのサウンドは彼女にしか出せない。

※管理人の感想:Claireのシンセは「空間」を作る。音が鳴ってない部分まで計算されてる気がする。
Danny Price Danny Dr/808。ハイブリッド・ビート。
1965年11月22日生まれ、Moss Side 出身。生ドラム+TR-808のハイブリッド奏法。 機械と人間の境界線上でリズムを叩く、まさにこのバンドを象徴する存在。

1988年、ヘロイン所持で逮捕。タブロイド紙 Sunday Sport のインタビューで 「EONA は宇宙からやってきた。瞬きの仕方が違う」と発言。当時は薬物妄想として片付けられたが、 後年の Jamie の発言(2003)と奇妙に一致している……。

2010年死去説あり(未確認)。

※管理人の感想:Dannyの発言を笑えない。僕も映像の中のEONAを見たとき、同じことを感じたから。
EONA EONA Ba/Backing Vo。謎の中心。
生年月日不明、日本出身説あり。透明アクリルのカスタムP/Jベースを低いポジションで弾く。 ラベンダーピンクのボブカット、黒いショルダーパッド入りジャケット、メタリックグレーのパンツという出で立ちが一貫していたらしい。

「クリックを超えた正確さ」と形容されるプレイスタイル。 アタックは機械的なのに、なぜか人間の体温を感じる不思議なベースライン。 バッキングボーカルは録音が少なく、ほとんど確認できない。

1986年3月15日の Manchester Polytechnic 公演が最後の目撃情報。 その後、消息不明。帰国説、事故説、UFO説(!)など諸説あるが、どれも裏付けなし。

※管理人の感想:EONAかわいい。というか美しい。あの佇まいは人間離れしてるけど、 それでも確かに「そこにいた」と信じたい。VHSで一瞬見た横顔が忘れられない。
※お気に入りの写真:透明ベースを構えて、目を閉じてるやつ(出典不明)。あれが一番「EONA」って感じがする。
※ 画像はファン提供・出典不詳多数。権利者連絡をお願いします。
※ 情報はネット上の断片、個人的な感想を含みます。事実と異なる可能性があります。

【情報求む】EONA を探しています

1986年以降の目撃情報、写真、音源、関係者の証言など、どんな些細な情報でも構いません。 もし EONA ご本人がこれを見ていたら……連絡してください。あなたの音楽を愛している人間がここにいます。

※メールアドレスは現在停止中。掲示板も閉鎖済み。でもこのメッセージは残しておきます。

僕が集めたEONA関連アイテム(2002–2010)

どれも決定的証拠にはならない。でも、ゼロじゃない。

完全版ディスコグラフィー

種別タイトル詳細
1986?SingleDoes the Machine Pray? (Deus Ex Machina)7"/12" 予定のみ。テストプレス情報(写真リンク切れ)。
1984?EPTemporal DriftC-30カセット。曲順異同あり。
1985CompNightwaves Vol.3未確認曲 “Glass Tongue” 収録説。情報求む。
2009RemixRecompile (EONA Edit)出所不明のMP3。エイプリルフール説。
2020DigitalThe Victoria Tapes匿名アップロード。波形にドロップアウト。

歌詞&日本語訳(抜粋)

曲名歌詞(英語)日本語訳
Does the Machine Pray?
…compiled prayer in a metal throat

return: null / but the choir goes on she counts in silence / ten to none…
…金属の喉が祈りをコンパイルする 返り値は null /それでも合唱は続く 彼女は沈黙のまま数える/10から無へ…
Frequency Ghost
[準備中]
[準備中]
*ファンによる耳コピ・意訳を含みます。

映像・音源

MV:Does the Machine Pray?
Demo:Does the Machine Pray? (Demo)Frequency Ghost (Cassette Drop)
※ 一部リンク切れ・仮置きです。

僕が Static Blooms に出会った夜(2002/10/17)

投稿日:2002/10/17

僕が Static Blooms に出会ったのは、1999年の春。新宿のディスクユニオンで、誰かの私物みたいなカセットを買ったのが始まりだった。ラベルには “SB – 86” とだけボールペンで書いてある。

再生してみると、ノイズの奥でシンセが滲み、ドラムマシンの音が揺れていた。そしてその上に乗る、男の声。冷たく、まっすぐで、抑揚がほとんどないのに、なぜか切実だった。

後から調べて分かったけど、ボーカルは Jamie Harlow。ベースは日本人の EONA(エオナ)で、彼女のプレイは「クリックを超えた正確さ」と言われている。実際、テープの中でもベースラインだけが異様に整っていた。

曲の最後に、小さく “Does the Machine Pray?” という声が入っていた。タイトルなのかメッセージなのか分からない。でもその一言が、ずっと頭の中で反響している。

その後ネットで “Static Blooms” を検索してみたけれど、出てくるのは海外の掲示板の噂ばかり。「Granada TVでMVが放送された」「EONAは1986年に消息を絶った」「Jamieはまだどこかで音楽を作っている」……どれも出典不明。

2002年の今も、そのMVは見つかっていない。でも確かに、音はある。そして、それを録音した“誰か”が確かに存在した。

僕は、ただそれを信じている。Static Blooms は“存在していた”バンドだと思う。

(2002/10/17 管理人)

コラム・短文メモ(2002–2006)

Does the Machine Pray? の耳コピしました!(2003/02/11)

耳コピでベースラインを採譜してみました!EONAの音の置き方が独特で、ルートを外すのに全体は揺れない不思議。アタックは機械的なのに、指弾きっぽい。TAB譜 → こちら(手書きスキャン)。

(2003/02/11 管理人)

Jamieの声について(2004/07/22)

Jamieの声は感情を押し殺しているのに、抑えきれない何かがにじむ。まっすぐで、かすかに震えてて、まるで“壊れないように祈っている声”。「Does the Machine Pray?」の一言には、彼自身の不安が入っている気がする。彼は機械じゃない。どこまでも人間で、だからこそ痛い。

(2004/07/22 管理人)

BBSで聞いた噂(2005/09/03)

真偽不明だけど、BBSにあった話のメモ。「Granadaの倉庫にテープが残ってる」「Jamieを2001年ロンドンで見た」「EONAは別名で活動中」……出典はまちまち。ただひとつ言えるのは、このバンドは忘れられないようにできていること。

(2005/09/03 管理人)

EONAを初めて“見た”日(2006/05/02)

投稿日:2006/05/02

2006年の春、ある掲示板で「EONAが映ってるVHS持ってる」という投稿を見つけた。投稿者は名乗らず、メールアドレスもフリーメール。それでも僕は、思わず返信してしまった。

数週間後、茶封筒が届いた。中には無印のVHSテープと、手書きのメモが一枚。“Static Blooms 1985 – Synaptic Beat” と書かれていた。

デッキに入れて再生すると、画面が波打っていた。ノイズの向こうに、4人の影。ベースを弾いている女性が、ほんの一瞬カメラを見た。光が反射して、顔がよく見えない。でも確かに、そこに「EONA」と呼ばれる存在がいた気がした。

映像は5分足らずで切れ、最後に “Deus ex Machina – 3/15/86” の文字が映った。それが撮影日なのか、演奏曲名なのか、分からない。

この映像の話をBBSに書き込んだが、何人かが「同じものを見た」と言い出して、すぐにスレッドは消えた。URLを覚えていなかったのが悔やまれる。

テープはその後、再生できなくなった。でも今でも、あの瞬間を覚えている。ベースの弦が光を受けて震えたあの一瞬。彼女は本当にいたんだと思う。

EONA with bassguiter

(2006/05/02 管理人)

Synaptic Beat (Granada TV?) キャプチャ画像

※2006年に投稿者より提供されたVHS静止画。出典・撮影時期は未確認。

「この映像にEONAが映っている」とする説があるが、検証は進んでいない。

リンク

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